2014年2月22日 宣教大会3 広瀬憲夫師 -霊とまことによってなされる礼拝-

しかし、真の礼拝者たちが霊とまことによって父を礼拝する時が来ます。今がその時です。父はこのような人々を礼拝者として求めておられるからです。
ヨハネ4:24


(2月19日ドルカス会礼拝説教要旨 マタイ16:13-18) 
イエスのおしえをなかなか悟ることのできない弟子がいます(16:5-12)。受難の告知を理解できず「神のことを思わないで、人のことを思っている」と指摘されるペテロがいます(16:21-23)。ところが、そんな信仰の薄い弟子であるにもかかわらず、「あなたは、生ける神の御子キリストです」と告白したペテロがいるのです。告白に込められているペテロの神理解は、いのちの根源者なる神、生ける唯一の神、「神の御子」に見る三位一体を前提とした告白です。イエスキリストを信じ、告白することは、人間の知恵や推論で導き出されることは決してないということを教えています。「このことを明らかに示したのは人間ではなく」その人間とは弱さや限界を持つ死ぬべき存在であり、上記の神など絶対に知りえないのです。「…示したのは…天にいますわたしの父です」啓示の神が明らかにしてくださって初めて知ることが出来ます。次節でイエスは「教会」について言及します(18)。教会は神の宣教戦略の重要な手段です。イエスの最大の関心は宣教にあります。その教会は、啓示によってキリストを告白したほんとうの信者の上に建てられます。実に弱い存在の集まりであるにもかかわらず、死の力であるハデスさえ打ち破る力を持っているのが教会です。なぜなら万物の支配者であるイエスの権威を委譲されたからです。その権威のもとに教会を建て上げ、宣教に励むのです。ところで、あなたは聖書を通し、父なる神よりの啓示によって、イエスをキリストと告白されたでしょうか?聖霊の助けがありますように。