2016年12月25日 クリスマス礼拝ー天に栄光が神に、地に平和が信じる者にあるようにー

「いと高き所に、栄光が、神にあるように。
地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」
ルカ2:14


ルカ2章8-14節

 きょう、お伝えする大切なポイントは、天の栄光と地の平和とが結び合うところにクリスマスの喜びがあるということです。天使たちは神の栄光と地上を生きる人々の平和を歌ったのですが、人間の生きている地上の現実はこの時どうだったのでしょうか?皇帝アウグストはローマの初代皇帝と言われ、国内で長く続いた内乱をおさめたことでローマの支配体制を確立しました。「全世界」というほど彼の領土は拡大しました。その平和はローマの圧倒的な軍事力によるものでした。その時代にキリストはお生まれになりました。戦いが終わり、平和になると人や物の行き来が盛んになります。そこに経済的な繁栄がもたらされ、人々の生活が豊かになります。ローマはその絶頂期を迎えようとしていました。しかしその陰で起こっていたことを聖書は語っています。皇帝の勅令による人口調査は繁栄に合わせた国勢調査ではなく、さらに人々の税金を取り立てる手段でした。民衆は苦しめられます。この調査のため皆本籍地に出向かねばならず、ヨセフも妊婦マリヤも例外なく、100キロを超えるベツレヘムへと向かったのです。緊急事態です…赤ちゃんを産んだ場所が家畜のいる小屋?!早急に出産場所を確保しなければならないことが、町が登録者でごった返し、宿という宿がない状況でよくわかります。国の平和を維持するために取られた措置がこれです。いつの時代も立場の弱い人、貧しい人たちが支配者の命令にただ翻弄されるのです。地上に生きる私たちに本当の平和が確立するのは、天において神の栄光が確立することによってです。両者は不可分の関係にあります。これは地上の平和が人間の努力によって決して打ち立てられないことでもあります。私たちの力で平和を実現しようとしても必ず失敗します。私たちに罪があるからです。神を尊敬しないで自分中心に生きている私たちは他の人を大切にすることはできません。キリストがお生まれになったのは、そのような罪の支配下にある私たちに神の栄光を現し、救いを提供し、それを信じる者が本当の平和を頂くためです。

2016年12月25日 週報より報告

【降誕記念日】
☆クリスマスおめでとうございます。主イエス・キリストが私たちを罪から救うため人となられてお生まれになった特別な記念日です。年を重ねるごとにこの方を知り、クリスマスの喜びも増し加わることでしょう。インマヌエルの祝福があるように祈ります。

【イヴ礼拝の祝福】
☆12月24日(土)クリスマスイヴ礼拝が行われました。喜ばしい聖歌隊の賛美がささげられ、キャンドルをともして皆で賛美しました。

【本日の予定】
☆本日の昼食はクリスマス祝会です。食費は大人600円、子ども300円です。礼拝に続き、ご自由にご参加ください。ビンゴ景品の協力をありがとうございました。
☆本日の午後礼拝はクリスマスのためありません。

【予定】
☆12月28日(水)19時30分から年末感謝会を行います(一階多目的室)。終了後、元旦礼拝に備えて清掃を行います。
☆1月1日(日)10時から日曜学校、11時から元旦礼拝を行います。この日の昼食はありません。
1月8日(日)11時から新年礼拝を行います。2017年の新ヴィジョンが語られます。教会員はご参加いただき、キリストの教会に対する喜びと責任を新たにしていただきたいと思います。
☆1月4日(水)、5日(木)国内宣教カンファレンスを行います(国内宣教委員会主催)。説教テーマは「伝道者の召しを全うするために」(3回のうち1回は講義:「伝道者を形造る神学の重要性」)メイン説教者は三澤隆男先生です。婦人向け集会は三澤和子先生、白井恵子先生が担当します。牧師は国内宣教委員の主催側として参加、小宮山歩師が参加します。全体で73名が参加予定です。
☆1月4日(水)の祈り会は牧師がカンファレンス参加のためお休みです。

【教会ヴィジョン】
☆1月8日(日)の新年礼拝において、教会の新ヴィジョンが語られます。それと同時に2017年から2019年までの3年計画を提示します。前年(2014‐2016)のヴィジョン「キリストの弟子として歩む(弟子となる、伝道する、教え導く)」を効果的に進めていくための計画となります。主のみこころが成るようにお祈りください。

2016年12月18日 ルカの福音書ー主の御名によって来られる王ー

「イエスがすでにオリーブ山のふもとに近づかれたとき、弟子たちの群れはみな、自分たちの見たすべての力あるわざのことで、喜んで大声に神を賛美し始め、」
ルカ19:37



講解説教No.100
ルカ19章28-40節

イエスの地上生涯の最後の一週間、エルサレムに入りました。
これはゼカリヤ9:9の預言の成就です。イエスは神の国の王として人々の前にご自身を現しました。イエスはなおも先頭に立って行き、弟子たちが後ろについて行きます。死に行く王を理解できずとも彼らは従います。それが弟子です。マタイ福音書で描いているエルサレム入場は群衆が「ホサナ」と叫んでいます(マタイ21:9)。しかしルカ福音書では群衆が賛美する姿を描いていません。ルカが示したかったのは「弟子たち」の賛美です(37)。その中には救いを頂き「イエスについて行った」盲人だった弟子がいたでしょう(18:43)。或いは失われていたが一方的に見出されたザアカイもいたかもしれません(19:9)。そして受難の真意をほとんど理解できていなくても、なおついて行っている十二弟子たちも勿論。このように、ルカはイエスのエルサレムへの旅を描きながら、イエスについて行く弟子たちの在り方を語っています。彼らは「自分たちの見たすべての力あるわざのことで」(37)主を賛美していました。これはイエスがガリラヤにおられた時から一緒に歩み、従って来た弟子たちだからこそ出来ることです。「天には平和。栄光は、いと高き所に」(38)と賛美しました。イエス誕生のとき、羊飼いたちに現れた天の軍勢の賛美を念頭に置いているかのようです。パリサイ人たちは弟子たちを黙らせようとしましたが、イエスは「もしこの人たちが黙れば、石が叫びます」と返しました。天の軍勢の賛美をだれも止めることができないように、弟子たちのこの賛美をだれも妨げることはできないのです。イエスに従う弟子たち、すなわち私たち信仰者とは、そのような賛美を歌う者たちです。教会の使命はイエスキリストを宣べ伝えることですが、ただ伝えるだけではありません。イエスによる救いの恵みをくださった神を賛美する声を高らかにあげながら宣べ伝えるのです。

2016年12月18日 週報より報告

【日曜学校クリスマス会】
☆12月17日(土)日曜学校クリスマス会が行われました。お誘いしていたお友だちや近隣の子どもたちが大勢集いました。奈保美先生から救い主誕生の福音が語られました。聞いた子どもたちに救いが及ぶようにお祈りください。今年はクリスマスの素敵な工作を皆で行いました。毎年好評の巾着袋(お菓子)をプレゼントしました。

【祈り】
☆沖縄聖書バプテスト教会の石川肇牧師が脳出血で入院中です。2カ月ほどのリハビリに入っていると、回復をお祈りください。

【本日の予定】
☆昼食後、聖歌隊の練習を行います。
☆14時から午後礼拝を行います。毎年のクリスマス、信仰者としてどう祝うか、羊飼いたち、マリヤから学びます。
☆午後礼拝後、トラクト配布を行います。教会清掃と分担して行います。

【予定】
☆12月24日(土)19時からイヴ礼拝を行います。聖歌隊のカンタータの賛美とキャンドルサービスが行われます。
☆12月25日(日)11時からクリスマス礼拝を行います。昼食時に祝会を行います(①祝会食費は大人600円、子ども300円 ②プレゼント交換参加の場合500程度のプレゼントのご用意を③ビンゴ景品のご協力を!)

【年末、年始の予定】
☆12月28日(水)19時30分:年末感謝会
☆1月1日(日)10時:日曜学校、11時:元旦礼拝(昼食なし)、8日(日)11時:新年礼拝
☆1月4日(水)、5日(木)国内宣教カンファレンス(4日の祈り会はお休み)

【教会ヴィジョン】
☆1月8日(日)の新年礼拝において、教会の新ヴィジョンが語られます。それと同時に2017年から2019年までの3年計画を提示します。前年(2014‐2016)のヴィジョン「キリストの弟子として歩む(弟子となる、伝道する、教え導く)」を効果的に進めていくための計画となります。主のみこころが成るようにお祈りください。

2016年12月11日 ルカの福音書-神の国はすぐに現れるか-

人々がこれらのことに耳を傾けているとき、イエスは、続けて一つのたとえを話された。それは、イエスがエルサレムに近づいておられ、そのため人々は神の国がすぐにでも現れるように思っていたからである。
ルカ19:11


講解説教No.99
ルカ19章11-27節

 イエスがエルサレムに向かっていく姿を多くの人が見て、この人こそローマ支配下にあるイスラエルを復興してくださる救い主ではないかと大きな期待を寄せています。そのように神の国がすぐにでも現れると思っていた人たちに、イエスは一つのたとえを話されました。王位を受ける身分の高い人とはイエスのことです。「遠い国」とはローマのことで、独立を認められた国があったとしても、支配国のローマ皇帝に認めてもらわないと王になることはできません。そこで王位を取るためにローマに旅立つのです。イエスの場合の遠い国とは、父なる神のみもとである神の国です。イエスはエルサレムにおける十字架の死と復活を経て天に昇り、父のみもとに帰られるのです。そのイエスが戻って来るとは再臨を意味しています。さて、その再臨による世の終わりまでにはかなりの時間がかかります。王としてのイエスの支配、神の国は人々が期待しているようにはすぐに現れません。そのイエスの不在時が続く間、どうするのか?私たちは今まさに、イエスが十字架と復活と昇天によって父のもとに帰られてから、再臨までの間、イエスの不在の時を生きています(助け主は与えられている)。そこでイエスは十人にそれぞれ1ミナの金を渡し、商売をしなさいと命じました。これはタラントに見る賜物とは違います。信仰者一人一人に与えられている「信仰」のことです。流れから言うと、「イエスを待つ信仰」それが1ミナです。1ミナの信仰の価値を認めて神の約束を信じて生きるなら、豊かな実りが与えられます。与えられた信仰の価値に疑いを抱き、神の国の約束を中途半端に信じるなら実りは半分となるでしょう。1ミナを風呂敷に包んで隠しておいた人に見るのは、信仰の価値を全く信じなかったということです。王として来るとの約束も信ぜず、いや望んでいなかったのです。これは神も遣わされたイエスも無視する行為であり、神の怒りを招きます。あの盲人も、ザアカイも自分に与えられた1ミナを大切なものとして生かした人たちです。さてあなたは1ミナをどう生かしますか?

2016年12月11日 週報より報告

【ドルカスクリスマス会】
☆12月8日(木)ドルカスクリスマス会が行われました。メッセージでは求道の意志を表明された方もおられました。素敵なリースを作り、ご馳走を頂き主イエスを祝いました。38名が参加されました。お祈りを感謝します。

【ワックスがけ】
☆12月10日(土)教会の礼拝堂、多目的を中心にフローリングのワックスがけを行いました。椅子の足のすべりがいつもと違いますのでご注意ください。

【クリスマスカード】
☆宣教地や伝道所からクリスマスカードが届いています。
☆立川教会から諸教会、サポート先の宣教地などにクリスマスカードを送りました。

【トラクト】
☆クリスマス用のトラクトが完成しました。全4000枚、戸建て中心に配布します。

【本日の予定】
☆本日は第二週(会議月)で午後礼拝はありません。
☆昼食後、聖歌隊の練習を行います。
☆聖歌隊後、トラクト配布を行います。
☆配布後、日曜学校教師会を行います。

【予定】
☆12月17日(土)14時から日曜学校のクリスマスを行います。お友達をお誘いしましょう。
☆12月24日(土)19時からイヴ礼拝を行います。
☆12月25日(日)11時からクリスマス礼拝、昼食時に祝会を行います(①祝会食費は大人600円、子ども300円 ②プレゼント交換参加の場合500程度のプレゼントのご用意を③ビンゴ景品のご協力を!)

【年末、年始の予定】
☆12月28日(水)19時30分:年末感謝会
☆1月1日(日)10時:日曜学校、11時:元旦礼拝(昼食なし)、8日(日)11時:新年礼拝
☆1月4日(水)、5日(木)国内宣教カンファレンス(4日の祈り会はお休み)

2016年12月4日 ルカの福音書ーきょう、救いがこの家に来たー

彼に言われた。
「ザアカイ。急いで降りて来なさい。きょうは、あなたの家に泊まることにしてあるから。」
ルカ19:5


講解説教No.98
ルカ19章1-10節

 ユダヤは力で抑えられているローマ支配下にあります。その政府に加担する税を扱う仕事をしているのがザアカイです。彼もユダヤ人、同胞から嫌われる仕事を、なぜ選んだのか疑問です。ザアカイとユダヤ人との間には軽蔑と憎しみという大きな壁がありました。彼がイエス見たさに木によじ登ったのは物理的な問題ではなく、双方の交わりが断絶していた不自然な行動です。ザアカイがそこまでイエスを見たいという思いは、話を聞きたいとか、奇跡を見たいということではなくて、彼の同業者がイエスと交流していることを聞いたからでしょう(15:1)。一目見ることが目的だったザアカイに想定外のことが起こりました。彼の名が呼ばれたのです「ザアカイ!」面識もないのに呼ばれたのは、イエスの全知性を暗示しています。さらには「あなたの家に泊まることにしてある」とまで言われました。原文は英語のmustにあたる「泊まらなければならない」となっています。本来他人の家に泊まる場合は、「依頼、お願い」です。ところがイエスのことばは宣言です。私たちであれば非常識で怒られます。しかしイエスの場合は、『神のご意思であるからそうしなければならない』という意味が込められています。神なら成り立つのです。イエスは「急いで」とも言われました。喜びへと急げということです。罪によって失われた者の救いには喜び以外はありません。その救いを躊躇したり、周囲を気にしたりしないで、喜びへと急ぐべきです。ザアカイはイエスと出会い、新しい人間へと生まれ変わりました。憎む相手を憎しみ返す生き方から、愛し、助け、良い関係を築くことができる新しい生き方を始めることができたのです。自己中心的な生活から他を配慮する生活へと必ず変わります。その変化に貢献しているのがイエスと出会った喜びです。もし今、喜びに欠けるものがあるなら、あなたの家に泊まることにしてあるからというイエスの宣言にちゃんと応答していないことが原因です。イエスを喜んで迎えましょう。

2016年12月4日 週報より報告

【大掃除】
☆11月27日(日)教会の大掃除を行いました。降誕記念に向けてクリスマス装飾をし、玄関先のプランターも新しく花が植えられました。ご協力ありがとうございました。

【部会報告】
☆12月1日(木)ドルカス会でクリスマスの準備を行いました。
☆12月3日(土)青年会でクリスマスが行われました。クリスマスメッセージ(牧師)が語られ、その後、青年たちは素敵なキャンドル作りをし、手作りのケーキをいただきました。今年最初の教会のクリスマスを祝いました。

【ステンドグラス】
☆二階吹き抜けのステンドグラスは、日中太陽の光で室内に映えますが、夜に一定時間外に向けて輝くようにスポットライトをセットしました。タイマーが礼拝堂入口付近にあります。触れないようにお願いします。

【本日の予定】
☆14時から午後礼拝を行います。年末の忙しさが増しますが、正しい休息の取り方を聖書から学び、主にあって有意義に過ごしましょう。
☆清掃後、聖歌隊の練習を行います。

【予定】
☆12月8日(木)10時からドルカス会のクリスマスを行います。
☆12月17日(土)14時から日曜学校のクリスマスを行います。
☆12月24日(土)19時からイヴ礼拝を行います。
☆12月25日(日)11時からクリスマス礼拝、昼食時に祝会を行います(①祝会食費は大人600円、子ども300円 ②プレゼント交換参加の場合500程度のプレゼントのご用意を③ビンゴ景品のご協力を!)

【年末、年始の予定】
☆12月28日(水)19時30分:年末感謝会
☆1月1日(日)10時:日曜学校、11時:元旦礼拝(昼食なし)、8日(日)11時:新年礼拝